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美容師インタビュー2018.05.01

居心地のいい場所で、ひとりひとりに似合う髪型を見つける。【PITS 氏内康二さん】

みなさん、こんにちは。ヘアドレPress編集部の山内です。

「雰囲気」って大切ですよね。
なんとなく好きだな、とか。なんとなく居心地がいいな、とか。
そういう場所や時間って、生きていくなかでけっこう大事だと思います。

地下鉄今出川駅を出て数分、静かな町並みのなかに「PITS」はあります。
風通しがよくて、陽が射していて、はじめて来たのに「ほっとするな」と思う場所でした。

オーナーの氏内康二さんは、空間作りにもこだわったと話します。
氏内さんが思い描く「居心地のいい美容室」とは、どういう場所なのでしょうか。
美容師としての思いとともに、うかがいました。

「陽のあたる場所」を作りたい

すごく素敵な美容室ですが、こだわりをおうかがいしてもいいですか?

店の内装にはこだわりました。
お客さまに「居心地がいいな」「おちつくな」と思っていただける場所にしたかったんです。
ただ髪を切る場所ではなくて、お客さまが心身ともにリラックスできるような空間を作りたくて。
店名は、「Place In The Sun」の頭文字を取って「PITS]といいます。
名前のとおり、「陽のあたる場所」を作りたいなと思ってつけました。
できるだけ壁をなくして、店内をぱっと見渡せる造りにしています。
それから、スタッフが作業する場所も見えるようにしています。
お客さまから見えないところにスタッフがこもってしまうより、見えるところにいたほうが安心してもらえるかなと思って、できるだけオープンな空間になるよう意識しました。

PITSサイン

 

PITS内観

 

バックヤード

これまでにも空間デザインの経験があったのですか?

経験があったわけではないです。
ただ、自分の店を持つときに、人任せにしたくはなかったんですよね。
だから詳しいひとに頼りながら、できることは自分でやりました。
かんたんな棚やテーブルは、自分で作ったんです。
そのほうが愛着も持てるし、思い描いているものに近づけるんじゃないかなと思って。
自分で何かを作るっていうことが好きなんだなと、改めて思いました。

PITSを通して、センスのいい女性を増やす

美容師としての経歴を教えていただけますか。

僕は高校を卒業してすぐに美容師になりました。
通っていた美容室の美容師さんに、「美容師になりたいならうちにおいで」と言っていただけて、美容業界に入りしました。

まったくの未経験だったので、はじめはツラいと思うことも多かったですが、温かい先輩たちに恵まれて、4年目スタイリストデビューし、8年目には店長も任されました。
コンテストでは、2014年に三都杯(関西で一番難易度が高いとされるコンテスト)でグランプリをいただきました。

2017年4月から独立して、「PITS」をOPENしました。


三都杯▲2014年の三都杯デザイナーズコンテスト グランプリ受賞時の作品

美容師として経験を続けるなかで、特に心がけていることはありますか?

自分のターニングポイントで、具体的に達成すべき目標を明確に定めるようにしています。

昨年(2017年)は「PITS」をオープンしたことをきっかけに、美容業界で日本を代表するコンテストTBC(東京ビューティコングレス)で受賞することを目標にしました。
目指すサロンにふさわしい自分でありたい、という想いからこの年の受賞を絶対条件として、とことんまで自分を追い込みました。

これまでは、コンテストで採用するモデルさんは、ヘアモデルやコンテスト経験が豊富な方にお願いすることが多かったのです。
でも今回はまったく経験のない方を探してきて臨んだんです。
オーナーとして1年目に挑むコンテストだからこそ、サロンワークでご新規の方を担当するときと同じような姿勢で取り組みたかったんです。
モデルさんの髪や骨格、どれだけカラーやパーマがかかるのか、そして性格や生活スタイルなどを、何度もお会いしてヘアデザインを構築していきました。
それまでに培った技術を出し切るつもりでいましたね。

追い込み過ぎて大会直前には、体調を壊しそうになりましが
結果、「レディースカットモデル部門」でグランプリを戴くことができました。
コンテストで実績を残すだけでなく、毎年自分で達成すべき目標を定めて、それを目指しつづけていくことが美容師として成長するための方法だと思っています。

TBC受賞風景▲日本を代表するコンテスト「TBC」でグランプリを受賞

オープン2年目を迎えたわけですが、今後の目標などはありますか?

PITSのお客様デザイン集

昨年よりもっとお店の色を出していきたいですね。
PITSが目指しているのは「リラックスした抜け感のあるスタイル」です。
海外のファッションスナップのように、決めすぎなくても、目を惹くような女性像を目指しています。
お客さまの要望に応えるだけでなく、PITSに来たら「似合っているうえに、独特のセンスを感じる」と思っていただけるようなスタイルを提供していきたいです。

将来的にPITSが目指しているビジョンはどういうものなのでしょうか?

このエリアで、あらゆる年代の方に愛されるサロンでありたいと思っています。
「リラックスした抜け感のあるスタイル」を、学生さんから大人の女性まで、生活のステージにあった形で提供していきたいです。
お店を大きくしたり、増やしていったりという方向性ではありません。
PITSを通して、センスのある女性がどんどん増えていけばいいなと思っています。

初めての店舗経営で感じた、周りの方への感謝

PITS氏内さんインタビュー風景

これまでで一番苦労したことは何ですか?

独立してからは、責任感が違うので、難しいなと感じることも増えましたね。
たとえばこの冬、一番寒い時期に空調が故障したんです。
いままでの従業員としての立場だったら、そういうお店の設備のトラブルは会社を通して対応してもらえることだったんです。
多店舗展開しているお店だったので、一時的なトラブルであれば店舗間でフォローしあえる体制もありました。
でも、オーナーとしてトラブルに直面したとき、頼れるのは自分自身だけなんだと思い知りました。

どういうふうに乗り越えたのでしょうか。

けっきょく1週間空調が効かない状態でしたが、担当の工務店さんがストーブを何台も手配してくださって、どうにか営業することができました。
お客さまにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、逆にカイロの差し入れをいただくなど、支えてもらって、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
頼れるのは自分だけだけど、周りの方に支えられて自分がいるということに改めて気づかされました。
人のつながりをこれまで以上に大切にしてきたいと、強く思っています。

お客さまに必要としてもらえる美容師に

サロンワークに一番やりがいを感じるのはどういうときですか?

お客さまのうれしそうな表情を見たときですね。
「来てよかった」とか「ありがとう」と言ってもらえるとやっぱり安心しますし、僕もよかったなと思います。
それから、名してくださるお客さまがいるということが一番しあわせです。
前のお店でずっと担当させていただいていたお客さまが、いまのお店についてきてくださったりもして、やっぱりそれはすごくうれしいです。
「必要とされているんだな」と思えるときが一番やりがいを感じます。

PITSのスタッフと氏内さん
▲氏内さんとスタッフのみなさん

お客さまひとりひとりが、心地よく生活を送れるように。
「おちつくな」「安心するな」という雰囲気は店内だけでなく、氏内さん自身にも現れているように感じました。
リラックスできる空間で、何気なく話をしているうちに、氏内さんはきっと自分で思い描いていたよりもずっと似合う髪型を見つけてくれるでしょう。

ここで紹介した内容以外にも、HairDreの紹介ページでは最近の活動風景やメニュー内容なども確認できます。
ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね。

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