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話題2018.04.11

本当にカットに5,000円以上も必要!? 京大生が1日美容師体験してみた

初めまして、京都大学大学院修士2年生の野村と申します。

みなさんが通っている美容室ってどんなところですか?
僕は1,980円でカットできる美容室に通っています。
安いからといって、お店の雰囲気がそんなに悪いわけでもないし、仕上がった髪型にも毎回満足しています。

コストの理由??
▲できるだけカットのコストもカットしたい!

ところが世の中には、カットだけで5,000円以上かかるようなサロンもたくさんあります。
高級レストランとファーストフードの違いであれば、食材や料理の手間、器など付帯価値で価格差が出るのも納得できます。
でも髪を切るだけで、それほど大きな価格差が生まれる理由がわかりません。

 

また、少し前にホリエモンの「寿司職人が何年も修行するのはバカ」という発言が話題になりましたが、美容師の世界も同じことが言えるのではないでしょうか? 

修行って必要??▲修行期間、実は無駄に人生を過ごしているのでは?


髪を切る、染める、パーマをあてるということに、何年も修行が必要でしょうか?
手先が器用で、勘のいい人なら、チャチャッとできるようになるんじゃないでしょうか?

というか僕ならすぐにでもできる気がするんですよね!!!

今回、僕、野村が心斎橋の人気ヘアサロンで1日美容師を体験し、

1)本当にカットに5,000円以上の価値があるのか?

2)本当に長い修行をしないと習得できないような技術があるのか?

この2点について調査してきたいと思います。

体験するサロンを予習する

美容師体験でお邪魔する美容室は、心斎橋・南船場にある「cime」というお店です。
事前にホームページで予習することにします。

スタイル写真をチェック

スタイル写真をチェック

スタイル写真はさすが心斎橋。ギャル度が高そうです。

料金メニューをチェック

料金をチェック

税込で5,400円。。。
ギャル向けのサロンだと強気な価格設定です。

スタイリストのページ(HairDreサイトから)

スタイリストページも見てみました。
今回お世話になるのは、田畑さんと店長の谷重さんです。

田畑さんの紹介ページ

田畑さんのページ

すごく若そうに見えますが、美容師歴15年・・・。
35歳くらいでしょうか?
僕より10歳近く上なんですね。

田畑さんの髪型

Instagramの投稿も載っています。これは・・・イカツイですね。
チャラチャラしてヤンチャな感じの美容師さんなのでしょうね。。。

店長の谷重さんの紹介ページ

 続いて、店長の谷重さんのページをチェック。

谷重さんのページ

谷重さんのページ

アウトドア好きでしょうか?
僕も登山は趣味なので、もしかしたら話が合うかもしれません!

インスタには旅行時と思われる投稿があります。

谷重さんのインスタ

え?

谷重さんのインスタアップ

えええええ!!!

こんなふざけた感じで店長が務まるのでしょうか???
さっき話が合うかもと言ってしまいましたが、撤回します。
まったくかみ合わなそうです。

いや、でも逆に一周回って挑戦しがいがある気がしてきました・・・!

まるで部活動!? 朝練の様子!

ただいま、朝の8時45分、みなさんの出社時間に合わせて伺いました。

体験当日風景

どうですか?僕のファッション。
いかにも京大生と思われないよう、TPOを考えてばっちりオシャレしてきました!

cimeさんのエントランスはこんな感じです。
ポップですね。

エントランス

 

ドアノブがスケートボードのローラーになっています。ストリートですね。

ドアノブがローラー

試しに回してみましたが開きませんでした・・・・普通に引きます。

谷重さんの姿▲店長の谷重さんです。・・・あれ、ちょっとSNSと雰囲気が違いますね。眼光に鋭さを感じます。

イメージ画像

初めまして、店長の谷重です。
今日はよろしくお願いします。

さっそく入社1年目のアシスタント・松本さんと一緒に朝レッスンに参加することに。

松本さん
▲2017年入社 アシスタント1年目の松本みくさん

松本さん

よろしくお願いします。

cimeさんではアシスタントの期間は、毎月技術に関する定期テスト(全30項目)があり、すべてに合格するとスタイリストとしてデビューできます。
かかる期間は5年から6年・・・長っ!!
想像していた以上に長いですね。

僕が今日、ササッとできる姿を見せて、修行期間の短縮を訴えてやろうと思います!

テスト項目
▲アシスタントがスタイリストになるまでのテスト項目一覧

ミリ単位で染める!?ウィービング技術

まずトライするのは「ウィービング」という技術。

ウィービングとは、明るい色や暗い色をすじ状に入れて立体感や動きを出すテクニック。 
カラー剤を塗布する部分だけにホイルを引いて塗ります。
美しい仕上がりのポイントは、塗る部分を3mm、塗らない部分を7mm間隔に仕分けることです。

ウィービング見本

テスト項目は10分間でホイル30枚分仕上げます

野村

ミ、ミリ単位ですか!?そんなに細かく決める必要あります?

 

松本さん

染める部分を細くて均一にすることで、外国人風の自然で透明感のあるカラーリングができるんです。

 

野村

そ、そーですか(外国人風。。。日本人の誇りはいずこへ~・・・・

 

 

実際にウィービングをやってみる

ということで、さっそくウィービングをやってみます。

ウィービング_スライス

1㎝の厚さで引き出します(スライスと呼ぶそうです)。
が、髪の密度を均等に引き出すことができず、どうしても毛束にムラが出てしまいます・・・。

ウィービング_バラバラに

あーもーすでにバラバラ!!
ミリ単位で均一に髪を仕分けるなんて、ムリです!!

 

多少のムラは大目に見つつ、ホイルを仕上げていきます。

ウィービング実践

感想

20分以上かかって3枚ホイルを作るのがやっとでした。
10分で30枚を仕上げようと思うと、一連の動作を体にしみこませる必要があります。

もう少し練習すれば、僕だってうまくできると思うんですが・・・。

ウィービング実践▲手先の器用さには自信があったのに。。。

 

 

フリータイムとプチ変身

レッスンの後、全員で掃除をしたら50分間のフリータイムです。

掃除

 

このタイミングで昼食をとったり、身だしなみを整えたりするのだそう。
空き時間は、みなさんスマホをチェックされていますね。

フリータイム_スマホ

谷重さん

みんなスマホで遊んでるわけじゃないんだよ。

 SNSの説明

谷重さん

僕たち美容師は、お客様とSNSを使って積極的にコミュニケーションを取っています。
ウチでは、新規のお客様の7割は、インスタを見て来店されています。
写真やコメントを見てもらい、cimeのファンになってもらってから来店していただく、いわゆる「ブランディング」ってやつです。

 

野村

なるほど、今や1億総広告代理店時代。
インスタでフォロワー数を集めれば集めるほど集客につながる。
しかもコストゼロ。
この時代の波についていけないのは、死活問題とも言っても過言ではありませんよね!

 

谷重さん

・・・・・。そ、そうだね。
んなわけで、今日のフリータイムは、インスタネタとして、野村さんの髪型Before&Afterの写真を投稿したいと思ってます。

 

野村

へ?????

 

プチ変身 Before撮影

プチ変身_前撮り

この企画に参加するときに、「当日髪を少し切ってもいいか?」と聞かれていたので、髪を切ってもらう準備はできていました。
でもまさか写真をインスタで拡散されるとは・・・・さすがの僕も想定外です!!!

インスタアカウント

cimeさんのアカウントのフォロワーは5,000人以上。
そしてそのほとんどがギャルたち・・・・
はあ~・・・・・・・。
こうなったらカットされている間に、本当に5,400円もカットにかかる価値があるのか、厳しく指摘することにします!

プチ変身 カットしてもらう

笹ゆかりさん

ということで、僕の髪を切ってくれるのは、入社6年目、2016年にスタイリストデビューされた
笹ゆかりさんです。

まずは髪や頭の状況を診断するカウンセリングから。

カウンセリング

カウンセリング

イメージ画像

野村さんは 固めでクセ毛。
ハチが張っているので頭が大きく見える傾向がありますね。

 

野村

そ、そうですね。。
決して頭が大きいのではなくて、髪質のせいでそう見えるだけです。。。

 

イメージ画像

・・・・なるほど。
どうしよっかな〜、少し刈り上げさせてもらって、クセを生かしたカットにしようと思います。
じゃ、はじめましょうか!

 

野村

あ、はい。(クセを生かす????)

もっといろいろ聞かれるかと思ったのですが、割とあっさりカウンセリングが終わりました。
こんなちょっと聞いただけで、本当に大丈夫なんでしょうか?
やっぱり5,400円は取りすぎなのでは!?

カットしてもらう!

刈り上げ

刈り上げてもらいます。
いつもの美容室の刈り上げの広さが微妙に左右で違ったらしく、合わせてもらいました。
切りながら指摘されると、まあまあ説得力がありますね。。。。

えり足を綺麗にしてもらい、

襟足を揃えるもうカットは終わりみたいです。

髪の上のほうは、ササッとやっただけ。。。
インスタで発信するほど切った前とで差がつくとは到底思えません。
これでは企画倒れになるのでは?

髪を流して

髪を流す

セットしてもらいます。

濡れたままジェルで固めるそうです。
普段しないセット方法ですが、簡単にできそうです。

セット

最後はブローで形を整えて、

ブロー

あっという間に完成です。
休み時間中だったので、通常よりも駆け足で施術してもらいました。
ちなみに通常はカットとシャンプーブローで1時間くらいはかかるとのこと。

完成

メガネをかけて仕上がりをチェック、、、、
お?

お、おおおーーー!!

プチ変身 Instagram投稿

完成撮影

どうですか?
顔がずいぶんと小さくなった気がしませんか?
僕の見立てでは、頭部表面積が11.265㎠ほど小さく見える効果があると思われます。

あんなにボリュームがあったクセ毛たちも、パーマをかけたスタイルみたいに僕の頭と調和しています。
カットしただけなのに、こんなに雰囲気が変わるんですね・・・!

 

After撮影

Before撮影ではかなり緊張しましたが、髪に自信が持てると余裕が出てきました。
これは、「インスタ映え」するショットになってるんじゃないでしょうか?

 

 

そして気になる実際の投稿は・・・

インスタ投稿状況Beforeの質に悪意を感じます!!!
平均「いいね」数100件を超えるcimeさんのアカウントですが、微妙に少ない66件です・・・。

駆け足でカットしてもらったのはずなのに、仕上がりには1,980円のサロンとは確かな差があります!
期待している以上のサービスを受けられると、率直にうれしいですね。
新しい自分を発見したような感じで楽しかったです。

 

プチ変身終了▲笹さんありがとうございました!

ハサミで素振り?ストロークカットの謎

カチッ!カチッ!カチッ!カチッ!カチッ!・・・・・
髪もすっきりして、控室で少し休憩していると、何やら規則的な音が聞こえてきました。

カチッ!カチッ!カチッ!カチッ!カチッ!・・・・・
何なんでしょう?この音は

カット素振り

どうやら、このカチカチ音の発信源はこちらのようです。
みなさん一列に並んでなにやら一心に手を振っています。

よく見ると、みなさん手にハサミを持っていますね。
縦にハサミを振り下ろしているようです!

素振り2

マリアさん

これはストロークカットを身につけるための素振り練習です!
普通のカットより独特の技術が必要で、この技法を使ってカットをするのがcimeの伝統なんです。
ストロークカットがちゃんと使えると、お客様にとってもすごくいいメリットがあるんですよ。

宮本マリアさん▲入社5年目 2018年1月にスタイリストデビューした宮本マリアさん

野村

ストロークカット?伝統???(いちいち大げさですね、、、)

 

ストロークカットの理論

すこし仰々しい感じがする「ストロークカット」の理論について、谷重さんが教えてくださることになりました。

ストロークカットとは??

  • 「スキばさみ」を使わずに、長さを決めるハサミで削ぎをいれ、毛量まで調整する切り方
  • ハサミを頭皮に向かって縦に振りながら切る
  • 振りながら切ることで、髪に自然な束感が出て、まとまりやすくなる
  • 削ぎを入れる場所によってショート・ミディアム・ロング3種類の切り方がある
  • それぞれの切り方を駆使して、彫刻を削るような要領でヘアスタイルを決めていく

谷重さん

実際にやってみるとこんな感じです

ストロークカット見本

谷重さん

通常のスキばさみで切ると、髪の重い部分と軽い部分でラインがはっきりと出てしまいます。

スキばさみの境目

谷重さん

ストロークカットなら、振りながら切ることで自然な毛束が生まれ、これが扱いやすいまとまりのある髪を作るんです。
さらに、ショート~ロングのストロークを、髪質や生えグセ、骨格に合わせて使い分けてヘアスタイルを作ります。
スタイルが長持ちしたり、頭の形がキレイに見えたりといった価値が生まれます。

 

技術に込めた髪を切るという責任

説明を聞く

野村

でも、習得するのが難しそうですね。

 

谷重さん

そうですね。
通常のカットとくらべて、習得するのにはかなりの時間がかかります。
でも、ストロークカットは単なる技術でなく、「髪を切る責任」を体現したcimeのポリシーでもあるんです。

 

野村

責任ですか?
(また大げさな・・・・)

 

谷重さん

ストロークカットは、髪型を作るための自由度が高い半面、しっかりお客様の骨格を把握し、髪型に対する設計図と仕上がりイメージを頭に入れていないと切れません。
お客さま一人ひとりの特徴とご要望にあったスタイルを、毎回イチから責任を持って向き合うために、ウチではストロークカットを採用しているんです。

 

野村

な、なるほど。すごい説得力!!

 

ストロークカット まとめ

やってみた

実際に僕もやってみましたが、案の定、ランダムに毛束を作るなんてことはできません!!
「カット」という言葉に、「伝統」とか「ポリシー」とか「責任」といった言葉がつながるイメージはありませんでした。
最初は大げさだと思いましたが、この技術をサロン全体で大事にしていることが伝わってきました。

それと説明してくれた谷重さんの迫力・・・!
ネットで見ていたチャラチャラした印象とは大違いです!

シャンプー、それは匠の技

シャンプー実習

空き時間にシャンプーレッスンです。
僕はこれまで少なく見積もっても、7,600回はシャンプーしている計算になります。
だから出来ないはずはない!と思っていましたが。。。

指摘①:顔にお湯が飛び散る

お湯をかけながら髪を洗い流すだけの行為なのですが、お湯が跳ねて顔にかかってしまいますっ!

顔にお湯が飛ぶ

松本さん

指にシャワーをあてるから湯が跳ねるんです。
必ずシャワーは直接頭皮にあてて、流れこんでくる場所を指でほぐすようなイメージでやります。

 正しい流し方

理屈はわかるのですが、手を動かすとどうしても跳ねてしまいます・・・!!

指摘②:力が弱すぎて気持ちが悪い

力が弱すぎ不快だと指摘されますが、力をこめると頭がグワン!と動いてしまい、また顔にお湯がかかってしまいましたっっ・・・。

頭がズレる

野村

ご、ごめんなさいっっ!!

 

松本さん

シャワーヘッドを持つ手の小指で頭を支えながら、髪を掻いてください。

小指で押さえる▲こ、小指がツリそう・・・!!

理屈はわかるのですが、お湯を頭皮にあてつつ頭を支えると、シャワーヘッドが滑って落ちそうになります。

指摘③:シャンプーの泡がすぐ消える

順調に洗ているつもりがあれ?? 

泡立たない

何故か全く泡立たなくなってしまいました。

松本さん

洗い方が弱いと泡が立たなくなります。
早く、リズミカルに手を動かして空気を入れてください。

リズミカルと言われても・・・・。
もはや理屈じゃないですね。

 

シャンプーレッスンまとめ

シャンプー実習まとめ

もう「出来ない自分」という立場にすっかり慣れてきました。
というか「できる!」と思っていた自分を殴ってやりたい!!
どれも初めてやってできるような仕事ではないです。

谷重さん、田畑さんに聞く、美容師として働くということ

その後も、受付誘導を担当したり

受付

カラー塗布のお手伝いをしたり

カラー塗布

ドライやブローを練習したり

ドライ&ブロー

掃除してタオルを洗って干したり

片付け

あっという間に営業時間が終わりました。

 
ここまでの体験を通して、1,980円の美容室とは違うおもてなしや高い技術、奥深さはなんとなくわかった気がします。

でも、僕にはどうしても確認しておかないといけないことがまだまだあるのです!
ということで、1日体験の最後に、ヘアドレ認定美容師のお二人からお話をうかがいました。

田畑さんという人について

一日体験の間、

ここや、

田畑さん現る

ここや、

田畑さん現る2

ここで

田畑さん現る3

田畑さんとの接点はあったのですが、実はまだ何もお話しできていません。
いかついオーラになんとなく話しかけづらかったのです。

でも、せっかく機会をいただいたので、初めから一番気になっているその髪型について聞いてみました。

野村

こ田畑さんの、その、髪型はいつもどうやっていらっしゃるのですか?

田畑さん

・・・・・・・。

田畑さんインタビュー風景▲聞いているのか、いないのか、しばし沈黙される田畑さん

田畑さん

あ、最初に言っときますが、この髪型は僕の趣味とかじゃないですからね。

野村

へ?

 

田畑さん

SNSで僕の髪型を紹介して、実際にお店に来たら話のネタになると思ってやっていることです。

 

野村

そ、そうなんですね!

 

田畑さん

ファッションも全部そうです。
技術やサービスだけじゃなくて、僕の存在で何か非日常が演出できたらいいなと思ってやっています。

 

野村

い、意外すぎます。ちなみに、趣味は何ですか

  

谷重さん

アニメとマンガです!!?

一見チャラチャラした人かと思っていた田畑さん。
その風貌はお客さまのためにすべて計算されたもの。
実は美容師のコンテストや技術向上にチャレンジし続け、その背中で後輩を引っ張るストイックな美容師さんでした。

田畑さんインタビュー風景▲意外とお茶目な一面もある田畑さん。もっと早く話しかければよかった・・・。

 

美容師に修行時代は必要か?

田畑さんへの僕の大きな大きな思い込みが解けたところで、本題に入ります。

インタビュー風景

野村

体験させていただいて、美容師の技術の難しさは感じたのですが、何年も修行しないと一人前になれないものなんでしょうか?
もっと早く修行を終えれば、サロン全体の生産性が上がるんじゃないですか?

朝練風景▲朝練するみなさん

谷重さん

そうなんだけど、確かな技術の習得にはどうしても時間がかかります。
それにcimeでは、30項目の技術テスト以外にも、月次最低50万円の売上を上げないとデビューできないルールを設けているんです。

 

野村

ごっ、50万!?

 

谷重さん

かなり高いハードルなので、入社1年目のうちからSNSで集客したり、友人の紹介などで「営業力」を磨いていきます。
来てもらえるためにはどうすればいいか、技術とともに接客やおもてなしも自分で試行錯誤することを学んでもらっているのです。。

 

野村

なるほど、僕が思っていた修行よりもずいぶん現実的ですね。
でも、アシスタント時代から集客を求めるなんて、酷じゃないですか??

 

谷重さん

いえいえ、逆ですよ!
美容師の一番のやりがいは、お客様に喜んでもらうこと
アシスタント時代から、そのやりがいを経験出来たほうが楽しいんです。
大変さも喜びも経験しながら、時間をかけて、生涯食べていける美容師に育てていく。
そのほうが会社のためにも、何より本人のためにもいいことだと思っています。

 

カット2,000円以下と、5,000円以上のサロンとの差とは?

インタビュー風景

野村

率直に聞きますが、僕が通っている美容室のカット料金は1,980円です。cimeさんは5,400円なので倍以上ですよね?
どうしてそんなに差が出るのですか?

 

谷重さん

僕たちは、一人のお客様に1時間くらいかけてカットをして5,400円です。
格安のサロンが一人あたり1,980円を1時間で3人カットされてるとしたら5,940円。
生産性としては1,980円のほうがいいです。
どちらがいいという問題ではありませんが、格安のサロンと僕たちのようなサロンとは、まったく別ものだと思っています。

 

谷重さん

cimeではカットをするにあたって、お客様の髪質や生えグセ、骨格はもちろん、ライフスタイルまで、じっくり1時間かけてお客様と向き合ってから切ります。
その分、単に似合うか似合わないかだけでなく、生活に寄り添った髪型を提供しています。

 

野村

確かに、先ほど笹さんにカットしていただいたときも、セットの仕方も、くせ毛の扱いも僕でも再現できるように丁寧に教えてくださいました!
すごくオシャレな髪型でも、明日から僕が再現できなければ意味ないですもんね。

 

谷重さん

そうですね。
笹はたぶん、それまでに野村さんのことを観察して、スタイリングにかけられそうな時間や技術に合わせてカットをしたんだと思いますよ!

 

野村

むむむ、短い時間でそんなところまで見られていたんですね。。。

 

まとめ:好きを仕事にするということ。

1日を終えた感想

ということで、1日美容師体験がすべて終了しました。
まずは谷重さん、田畑さん、松本さんをはじめcimeのみなさんには感謝しかありません。

人間力をつける修行期間

結論、美容師に修行期間は必要です。
実際に体験して思ったことは、想像以上に専門的で大変な仕事だということ。

技術を身につけるために、長い時間練習し、早い時期から売上目標を追い試行錯誤する。
語弊があるかもしれませんが、ブラック企業そのものです。

でもcimeで働くみなさんは、イキイキとしていて、本当に楽しそうです
大変な仕事を楽しめる原動力は、きっと「好きなことを追求したい」という気持ちではないでしょうか。

技術を磨き、人間を磨き、「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちが、みなさんと一緒にいると伝わってくるのです。

Cimeの皆さま▲イキイキと働くcimeの皆さん

 

技術を売るか、体験を売るか?

カット2,000円以下のサロンと、5,000円以上の美容室はまったく別物でした。
僕の結論は

2,000円以下サロン=施術を受ける場所

5,000円以上のサロン=体験を楽しむ場所
 

cimeさんに来るお客様を見ていて、お土産をもって来られる方がたくさんいらっしゃいました。
僕の通うサロンでは見たことのない光景です。
お客さまには学生時代から10年以上通っている方や、娘さんからの紹介で通われる60歳代のお客様もおられました。

土産をもらう

お客様がお土産を持ってきてくれるのは、人と人とのつながりがある証拠。
だから長く通いたいと思えたり、大切な人に紹介したいと思えるのではないでしょうか?

お客さま▲cimeに来られるお客さまの施術写真

今は、SNSで一人ひとりが当たり前につながれる時代ですが、どんな便利な時代でも実際の体験、アナログのつながりを大切にすることを忘れてはいけないと感じました。

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