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美容師インタビュー2018.03.12

乗り越えてきた壁の数だけ、理想の美容師に近づく【La Sente Aja高槻 森下大さん】

みなさんこんにちは。
ヘアドレPress編集部の大迫です。

みなさんは目標に向かって努力しているときに、めげそうになったことはありませんか?
私はしばらく落ち込んで、立ち直れないことがあります。

大阪の人気サロン「La Sente Aja高槻」の森下大さんは、働きはじめて1年目から美容師のコンクールで毎年、賞を獲得しています。
サロンでも多くのお客様から信頼を得ている森下さんですが、これまでにいくつもの壁にぶつかってきたそうです。

そのたびに何を考え、どうやって壁を乗り越えてきたのでしょうか?
これまでの道のりとともにうかがいました。

 

一度別の道に進んだから美容師の道を諦めない覚悟ができた

美容師になりたいと思ったのはいつからですか?

美容師に興味を持ったのは、高校生のときです。
そのとき髪を切ってもらっていた美容師さんの姿がかっこよくて、僕も見よう見まねで友達の髪の毛を切らせてもらっていました。
もちろん技術はないのでヘタやったんですが、切っているときとても楽しかったんですね。
切った後も友達が喜んでくれて、僕も嬉しくなりました。

友達はヘアスタイルがかっこよくなったからというより、お小遣いが節約できたから喜んでいたみたいですが(笑)。
自分が髪を切ることで人から感謝されるのは、美容師になった今も、何よりありがたいことだと思います。

高校卒業後は美容師の学校に進んだのですか?

それが違うんですよ。
地元の香川の高校を卒業して、大阪の大学に進学しました。
選んだのは建築学科です。

高校生のときに美容師のまねごとをして、自分の手で何かをつくるのが好きやとわかりましたし、大学を出ておけば将来の可能性が広がると思いました。
でも大学に通ってみると、自分はやっぱり美容師になりたかったんやとあらためて感じました。

お客様と直接接してヘアスタイルをつくりたいという気持ちが強くなって、大学は一年で辞め、美容師の専門学校に入りました。
今から思うと、一度別の進路に進んだことは失敗だったとは思っていません。
そのおかげで美容師としてやっていくための覚悟ができた気がします。
僕の将来のことでこれ以上親にも心配はかけられませんし、自分としても大学を辞めてまで進んだ美容師の道を諦めることはできないと思うようになりました。

お客様に喜んでもらいたいから努力を続ける


森下さんインタビュー風景

美容師としてデビューしたのは、サロンで働きはじめて2年目のことだそうですね。
とても早いと思うのですが、仕事は順調だったのでしょうか?

いえ、全く順調ではありませんでした。
カットやパーマなどの技術や、接客方法を覚えるので精一杯で美容のこと以外は考える余裕もなかったです。
うちのサロンでは、美容師になるまでに100人のカットモデルを自分で見つけてきてカットしないといけません。
仕事が終わった後も街に出て、カットモデルになってくれる人を探してカットさせてもらっていました。

それを1年で終わらせたのはすごいですね。

たしかに美容師になるために多くの人のカットをすることは大事です。
でも100人切ったところで、まだまだ足りません。
たくさんカットすればするほど、自分はまだまだやと感じるんです。
髪質やライフスタイル、好みのヘアスタイルなど、一人ひとりに最適な施術は違うので、もっと多くの経験が必要だと思いました。

それに覚えることはカットだけではありません。
ある女性のお客様のシャンプーをしているときに、直接「全然気持ちよくない」と言われたことがあります。
あのときはすごくショックでした。

LasenteAja森下さん▲店内のシャンプー台と、奥でお客様のカットをする森下さん

どうやってそのショックから立ち直ったのでしょうか?

僕はとにかくこの仕事でお客様に喜んでもらいたいんです。
めちゃくちゃショックでしたが、くよくよしてる暇があったら次回までにしっかり練習をしようと思いました。
もちろん悔しかったですしね(笑)
僕は負けず嫌いな性格なんです。
どうすれば自分のシャンプーで気持ちいいと感じてもらえるのか、モデルとして先輩にも協力してもらい、アドバイスを受けながらひたすら練習を繰り返しました。

そして同じお客様が来店されたときにシャンプーを自ら買って出たんです。
すると、「とっても気持ちいい」と言っていただき、その次からシャンプーで指名をしてくれるようになりました。
美容師をやっていて、お客様に喜んでいただくことほど嬉しいものはありません。
そのために日々技術を学び、高めている意識があります。

賞を獲得して自信をもってお客様に向き合う

森下さんは美容師の技術を競うコンテストで、数多の賞を獲得されています。
コンテストに出場するようになったのは、技術を高めてお客様に喜んでもらいたかったからですか?

サロンで働くようになったころは、コンテストにはあまり興味がありませんでした。
デザイン力を競うより、基本的な技術をしっかりと身につけたいと思っていたからです。
ですが1年目からコンテストに参加するのがうちのサロンの方針で、「全日本理美容選手権全国大会」に出場しました。
そのころはまだ、自分でも何ができるかよくわからなかったので、とにかく先輩に聞きました。
カットの仕方からヘアデザインまで、かなり多くの指摘を受けましたが、言われた通りできるようになるまで練習を続けました。
その結果、1年目で入賞することができました。
たくさんのことを教えていただいた先輩たちの力で結果が出せたんやと思います。

森下さんの受賞したトロフィーなど▲店内に飾られた森下さんのトロフィー。
「DREAM PLUS CONTEST 2017」エリアファイナル・入賞
「スタイリングコレクション 2017関西大会」フォトアート部門・優勝

2年目には「全日本理美容選手権関西大会」の総合部門で優勝、4年目には全国でも屈指の難易度の「三都杯」で入賞されています。
森下さんご自身もかなり努力をされたんじゃないですか?

三都杯決勝大会の様子▲2015年三都杯デザイナーズコンテスト 決勝大会の様子

受賞風景と作品
▲全日本理美容選手権関西大会では2015年、2016年と2連覇を達成

はじめのころは、もう本当に、先輩から言われた通りにやったという感じでした(笑)。
もともと僕は、どちらかというとセンスがない方で、先輩にはよく笑われたり、怒られたりしていました。
でも2年目に優勝したあたりから、自分から興味を持って取り組むようになりました。

自分でスタイルをつくり上げる面白さもありましたし、努力をすれば結果が出るというのもやりがいになりました。
先輩から言われた通りのことを地道に続けていた結果、センスも身についてきたんやと思います。
それにコンテストに必要なデザイン力を鍛えると、お客様のヘアスタイルをつくるのにも役立つことがわかったんです。

具体的にどんなことが役に立つのでしょうか?

基本的なカットなどの技術はもちろん上達しますし、全体のバランスや、「こんな髪型がこの人には似合うだろうな」というのを感覚的に掴みやすくなったと思います。
コンテストでは時間をかけて新しいヘアスタイルを考え、本番に向けて準備をします。
モデルさんに合わせて様々な髪型をカットするので、サロンでも一人ひとり個性が違うお客様を見たときにいろんなパターンの髪型をイメージできるようになるんです。

そしてこれも重要なことやと思いますが、コンテストに出場して自分の判断に自信がつきました。
コンテストでいい結果が出ると、それが客観的にかっこいいヘアスタイルやとわかるので、自分のつくったヘアスタイルで喜んでいただけるという確信が持てるようになったんです。
職業として髪を切っている以上、失敗できないというプレッシャーはあります。
だからこそ技術を高めて、自信をもってお客様に向き合うのは大事なことやと思います。お客様には、「この人になら任せられる」という安心感を持っていただきたいんです。

目標はお客様から愛されること

森下さんサロンワーク風景

美容師にとって技術とデザイン力は大切なんですね

もちろんそうやと思います。
でも技術とデザイン力だけではだめですね。
お客様への接し方も重要です。
接客の技術はある程度学べるんですが、お客様と接していると、自分の性格というか人間力みたいなものが問われます。

例えばうちの店長、高宮は気さくで明るくて、お客様から美容師というより人として愛されている感じがします。
表面上の技術だけではなくて、その人の内面からにじみ出てくるものもお客様の満足感に影響すると思います。
僕は店長と同じようにはできませんが、自分なりに人間力を高めていきたいです。

森下さんもお客様から愛されることが目標なんですね。

愛されたいですね(笑)。
僕としては自分の見た目と中身のギャップを感じていたければと思っています。
僕が担当させていただくお客様は、僕より年上の女性が多いんです。
長髪でヒゲを生やした若い男性の美容師というのは、自分からぐいぐい話しかけてくる印象があるようです。

でも僕は、お客様のお話を聞くことを意識しています。
見た目よりも話しやすい相手には、ついいろんなことをしゃべりたくなりますよね。
ヘアスタイルのご希望だけでなく、日ごろの悩みなども自然に話していただくことで、そのお客様のバックグラウンドやライフスタイルも見えてくるんです。
そして一人ひとりにぴったりなヘアスタイルをつくるというのが、僕の性格を生かしたお客様への接し方やと思っています。

 

話していると、穏やかで優しい感じが伝わってきます。
他にも森下さんがご自身の特徴だと思っていることはなんですか?

忍耐力やと思います。
小・中・高校ではずっとサッカーをしていました。
高校で入っていたチームは県でベスト4まで進んでいます。
サッカーで練習を続けることや、負けても諦めずに次を見据えることを通じて、忍耐力が培われました。
それにはじめにお話ししたように、美容師の道を諦めないと心に決めたことも忍耐力につながっていると思います。

僕は新人のころにたくさん失敗をしました。
そのたびに先輩から注意を受けましたが、一度も美容師を辞めようと思ったことはありません。
自分にとって何が一番大事なのか忘れずに、「次はうまくやろう」と思って練習すればいいんです。
どんな職業でもそうかもしれませんが、地道に努力を続けていくことが高みを目指すためには必要やと思います。

どんな将来像を描いていますか?

森下さん

これからも古さを感じさせる美容師にはなりたくないですね。
お客様のヘアスタイルをつくるにあたって、新しいものを常に提供できる美容師でありたいです。

わかりやすく言うと、その時代に合ったかっこいいヘアスタイルですね。
そのためにも、コンテストに出場し続けることで、新しい技術やデザインを吸収しつづけるつもりです。
得たものをお客様に提供し、これから先も「ありがとう」と言ってもらいたいですね。

 

 

話にも出ていた高宮千嘉店長によると「彼は周りの力で賞をとったと言っていますが、人一倍、努力をしているんです」とのこと。
話していても周囲を気づかう優しい人柄が伝わってきましたし、森下さんにカットしてもらっているお客様も居心地がよさそうでした。

ここで紹介した内容以外にも、HairDreの紹介ページでは最近の活動風景やメニュー内容なども確認できます。
ぜひこちらもチェックしてくださいね。

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